豆まきも過ぎたというのに、寒さはいまだ厳しい2月12日
雪の降る中 昭和初期には遠く青森からもお客様が
あったと言われている ≪旅館 江戸長≫で
『町の歳時記』というイベントがありました。
長いこと使われていない部屋を何度か掃除し、旅館風に
飾り 昔のことを思い出しながら語り、玉島のスローフードでも
ある鮒飯(ふなめし)を食べました。
ほとんどの方が 昔の鮒飯について良い思い出が
ないらしく 「昔給食にでたけど美味しくなかった!」
などと口ぐちに言っていたようですが、1口食べたとたん
出汁が美味しい! 冬の野菜がいっぱい入って温まる!など
トラウマから解放されたようで安心しました。
もともと 鮒は溜め池が多い玉島で 1年に一度冬に水を
抜き掃除をするときに 大量に獲れるらしく それを1週間ほど
ま水で泳がし ダべを吐かした後 骨ごと叩いて 冬の野菜と
一緒に丼にして食べます。
私は よく子供のころ 祖父が高梁川の潮止で投網をして
いたので 鮒を釣ってきては 得意先にミンチにする機械で
してもらっていましたので そんなに骨も気にならず好んで
食べていました。 そんな昔の風景が心の奥底から 目の前に
久し振りに浮かんできて うれしかったです。
さて 鮒飯と言ってもほとんど岡山県のかたでも知らない人も
多いと思いますが つい先日 鮒飯を食べることができる
お店を発見しました! 県民ショーで鮒飯を岡山県人はよく
食べると芸能人が言っても 食べる事ができる店が
ないのでは・・・ さみしいですよね。
倉敷笹沖 えびめしや
http://www.indeira.net/ebimeshiya/index.html
倉敷市吉岡403
086-423-5670
営業時間
11:00~22:00
是非 一度冬の野菜たっぷりの鮒飯を食べてください。
当日は 鮒飯を食べること以外に 「畳」についても勉強
しました。 備中地域は昔から 備中畳として有名でしたが
最近では生産者も1名だけになり 生産はほぼされていません。
コメント