師走ですね。 語源は色々あるらしいですが 何か
師走と聞くと 「あれもせねば・・・これもせねば・・・」と
焦ってくるのは 私だけでしょうかね~
さて 先日 玉島の八幡地域で「3世代餅つき交流会が
あり、玉島警察署のかたと一緒に参加させて頂きました。
私たちがお手伝いする間もなく 大勢の地域の方で
4斗(1升×40)の餅を キネでついていました。
本来なら 子供たちも一緒についたり、丸めたりするのが
いいのかなとも思うのですが 衛生上問題があるのか
子供たちは ひたすら食べていたようです。
きなこ餅とぜんさいに入った餅を振舞われていました。
各地区で このような餅つきが行われ、世代間交流が
あるのはいいですね~。。。(^-^)
そこで お正月といえば 雑煮! 改めて 岡山の雑煮を
調べてみましたが それこそ家庭の味で いろいろです。
ある程度の基本となる 具材と味付け・出汁について
私の知っている限り(少なくて申し訳ないですが・・・)書いて
みました。(※は 私流)
岡山では基本の味付けは 醤油です
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岡山の餅は 丸餅です。
県南では 豆餅を5合ぐらいのだ円形で作りますが
特徴は 餅米とうるち米を混ぜて 粒が残る程度に
つきます。 豆は黒豆を使い、塩を入れます。
1) 具材
鰤(ぶり)・・・・臭みが残らないように塩ゆでや醤油で煮る
※実家では塩をしたぶりを醤油で別に煮ます
塩鮭・・・・・・・荒巻鮭を塩抜きし 酒・みりん・醤油で煮る
※主人の実家 高梁では鮭を使います
はまぐり・焼きアナゴ・鳥肉(※若い人は肉の出汁を好みます)
ホーレン草・セリ・ミツバ・小松菜
ユリ根・金時ニンジン(船穂地区の特産品です)・大根
里芋・牛蒡・かまぼこ
2)出汁
かつを・昆布・いりこ
玉島では昔はよく 焼きはぜを出汁に使っていました。
瀬戸内海でもよく獲れていました。焼いたハゼを干して
保存し、水に戻して 出汁に使います。 上品な味です
そのまま魚を雑煮にいれることはなく、出して味付けして食べます
(※薄い醤油味で柔らかくなるまで煮、葱を入れて仕上げます)
色々と書きましたが 上記でも書いていますように、育った土地で
いつも食べなれた雑煮が一番おいしいと思いますよ。
何年か前に 「日本の雑煮100選」が選ばれました。
岡山からも 選ばれているんですよ。
レシピを書いておきますね。(牡蠣の雑煮です)
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かき8粒100g・大根8枚・金時人参8枚・百合根80g・ほうれん草1/2束100g
削りかつお・昆布・塩・醤油
①カキは水洗い②大根はいちょう切り③人参は梅型④百合根はきれいな
部分を使う⑤ほうれん草は下茹でし、切る⑥だし汁で②,③を煮る
⑦調味し、カキを加え、煮立ったら取り、百合根を加える⑧器に大根を置き、
焼餅、具を盛り、だし汁を注ぎ百合根を飾る
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船穂地区では 正月の雑煮を食べる前に ぶんず豆でぜんざいを
作って食べていました。 最近ではぶんず豆を知らない人も多いですね。
ご結婚されている場合でも 食べなれた雑煮が一番いいでしょうから
色々と味を変えて 作ってみるのもいいですよね。
例年 クリスマスを過ぎると 一気に正月のお野菜がお店に
並びます。 少し足を伸ばして 産直所へ行ってみませんか!
最近は若い人が おせち料理を食べないのでしないご家庭も
多いですが せめて お雑煮くらいは我が家の味で!
そうでもしないと・・・・ お子様が大きくなった時 我が家の
雑煮すら作れないようになってしまいますよ。
雑煮も地域の色が濃くでている料理だと思います。 伝えて下さいね。
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